バドミントン練習前のウォーミングアップについて考えよう【Vol.3】

mintonブログをご覧の皆さま、こんにちは。

コンディショニングトレーナーの杉山です。

バドミントンのウォーミングアップについて全5回にわたって紹介していく第3回目(vol.3)の本稿では、ウォーミングアップの実態調査結果を発表致します。

トレーナー 杉山
200を超える回答を頂きました。アンケートに協力してくださった皆さんありがとうございました!

実践学園でのウォーミングアップの一コマ(胸椎の回旋を引き出す種目です)


【アンケート結果】ウォーミングアップにかける時間

まずは各カテゴリー別にウォーミングアップにかける時間を見ていきましょう。

トレーナー 杉山
team-mintonの練習ではどれくらい時間をかけていますか?
minton 平子
昼間の練習は体育館を4時間確保してあるから、30分以上はかけてるかな。内容としてはジョギングやフットワークの他、コーディネーショントレーニングなんかを取り入れてるよ。
トレーナー 杉山
おお!とても優秀ですね!
minton 平子
でも・・・夜の部は2時間しかないので各自やってもらってる感じだね。。
トレーナー 杉山
なるほど。練習時間が短いうえに集合時間もまちまちだと思うので、たしかに皆さんで一緒にというのは難しいのかもしれませんね。

社会人

今回1番回答数が多かったカテゴリーが“社会人”でした。1番実情に近いデータだと思います。では早速結果をみていきましょう。

約7割以上の方が5~10分程度で十分なウォーミングアップ時間とは言えない結果でした。

社会人の方は体育館での練習頻度や練習時間が短く、シャトルを打つ時間が優先されてしまっているのが実情ではないでしょうか?私が普段練習に参加させて頂いているクラブでも全体で行うウォーミングアップはなく、各自準備ができたら基礎打ち→ゲーム練習の流れになっています。

こういった場合、短時間で効率の良いウォーミングアップを行うか、練習に向かう前にご自宅などでウォーミングアップを実施してから練習に参加するなどして補うのが良いでしょう。

MEMO
例えば、ランニングの合間にステップや肩回しを入れて行う。ご自宅で動的ストレッチを行い、体育館ではステップやフットワークなどでカラダを温めるなど。
トレーナー 杉山
具体的な内容は次回(vol.4)で紹介する予定です。

レディース

レディースの方はしっかりウォーミングアップに時間をかけているイメージがありますが、実際はどうでしょう?

予想通り!笑 20分以上時間をかける割合が約8割と十分なウォーミングアップ時間を確保できていました。

体育館での練習頻度や練習時間をある程度確保できていることでウォーミングアップ時間を確保できていると考えます。時間が全てではないですが十分なウォーミングアップ時間を確保できていますので、質を高めていけば今まで以上に怪我予防やパフォーマンスアップに繋がるのではないでしょうか。

 

高校・大学生


学校単位で差があると思いますが、どういった結果になったのでしょうか?

20分以上かける割合が半数以上いる一方で、10分未満の割合が約3割という結果でした。

各学校で決まったウォーミングアップかあり時間や内容の変更は難しい部分があると思います。そこで、重要になってくるのがウォーミングアップに取組む姿勢だと思います。ウォーミングアップの必要性を理解し、意識を高く持ち取り組めば怪我予防やパフォーマンスアップの効果は高まります。

トレーナー 杉山
ちなみに、私がトレーナーを務めている実践学園では20~30分くらいを目安に実施しています。

ジュニア(小・中学生)


特に小学生の指導をしている方は熱心な方が多いイメージです。技術指導だけでなくウォーミングアップにも力を入れているか気になる所です。

20分以上時間をかける割合が約8割と十分なウォーミングアップの時間を確保されていて安心する結果でした。

それでも小さい内に大きな怪我や慢性的な痛みを訴える子供が多いのはウォーミングアップの内容に問題があるかもしれません。また、ジュニア期からウォーミングアップの必要性を指導し、高校・大学・社会人と進んでもカラダのケアをできるようしておくことが重要だと思います。


【アンケート結果】ウォーミングアップの内容

ここでは各カテゴリー別の具体的なウォーミングアップの内容を見ていきます。皆さんどんなウォーミングアップを行っているのでしょうか?

“動的ストレッチ”と”静的ストレッチ”に多くの回答が集まりました。ウォーミングアップ=ストレッチのイメージが未だに強いのでしょうか?

今回は詳しくは触れませんがウォーミングアップの際の”静的ストレッチ”は効果的ではありません。ストレッチであれば”動的ストレッチ”のようにカラダが温まる種目を行うのが一般的になってきています。

MEMO
今回の項目の中であればコンディショニングや動的ストレッチ、ランニングでカラダを温めたりこれから使う筋肉に刺激を入れてから、素振りやフットワークのようなバドミントンの動きに近いものを行うと良いでしょう。
トレーナー 杉山
コンディショニングという回答も一定数ありコンディショニングが広まっている感じがして個人的には嬉しく思います。

まとめ

ウォーミングアップの実態調査結果いかがでしたでしょうか?今回の結果を材料に皆さんのウォーミングアップの問題点を考えてみてください。次回の記事では具体的な種目を紹介しますので、こちらも参考にしてウォーミングアップの質を高めていってください。

トレーナー 杉山
今回の結果を踏まえた具体的なウォーミングアップ方法は次回以降(vol.4・5)ご紹介していきますのでお楽しみに!

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