みなさんこんにちは。mintonのももこ(@MMCJPN1)です。
まだ自粛が続いておりますが、少しジョギングするとしっかり汗をかく程の気温になってきましたね!新緑が綺麗なので、おうちで過ごす時間の中に少しだけ日光浴も入れるとリフレッシュになっておすすめです♪
私も4月からmintonに入社してすぐに在宅勤務になってしまいましたが、メンバーの助けもあり、なんとか頑張れています。苦手だったタイピングはちょっと早くなった気がします!
さて、今回の記事のテーマは「バドミントン協会(連盟)のお仕事について」です。
大人になってバドミントンの大会に出るようになり、ずっと気になっていた事がありました。それは大会の舞台裏の事。大会に関わっているのはどんな方達が?いつ頃から?どうやって運営しているの?頭の中はハテナマークだらけ。。。
今回、愛知県社会人クラブバドミントン連盟・常務理事 兼 副競技委員長の中村圭吾(なかむら けいご)様にオンラインミーティングにてお話を聞く事ができましたので、その内容についてレポートしていきたいと思います。
協会・連盟のお仕事について
まずはじめに、協会(連盟)のお仕事内容について伺っていきたいと思います。
社会人クラブ連盟でのお仕事
ー中村さん、本日はどうぞよろしくお願いします!
はい、こちらこそよろしくお願いします。
ーそれでは早速ですが、中村さんは県の社会人クラブバドミントン連盟(以下、社会人クラブ連盟)の中でどのようなお仕事をされているのでしょうか?
社会人クラブ連盟では常任理事と副競技委員長を任されているので、大会の開会式で開会の挨拶をしたり、試合の進行管理や試合終了後の表彰状の読み上げなどもやっています。
大会当日の業務以外にも、事前の会議や書類作成、大会申し込みの受け付け、問い合わせ対応なども私の管轄です。
連盟の業務に関わる前から行っていた個人での大会や練習の主催、地元の高校の部活動訪問などを継続しています。心情的にはこちらが、自分の活動のメインですね。
ー社会人クラブ連盟の中ではかなり細かい業務が沢山ありそうですね…やってて良かったな、と思う事はありますか?
バドミントンを通じて人脈が広がっていく点は非常に面白いと感じますし、やってて良かったなと思います。
例えば、大会や大規模な練習会をやる場合でもいろんな人が手伝うよっていってくれます。
これは「大会に出る(バドミントンを楽しむ)」という共通の目的を持って集まっているので、仕事などに比べるとみんな利害関係なく付き合えるからなんじゃないかなと感じています。
こういった方々のご尽力のおかげで私たちはバドミントンを楽しむことができているんですね。しみじみ考えさせられます。。
個人でも複数の大会を運営
ー中村さんは個人でも大会を運営されているそうですが、最初はどのようなきっかけで始められたのでしょうか?
当時、リーグ戦以外の試合は、地域の親睦の試合ぐらいで閉鎖的なものが多かったんですよ。インターネットが使われる前でもあり、オープン戦などがあっても競技者に広く情報が流れないという状態でした。
そんな中、「普段よりも少しレベルの高い人と試合をしたい」という声が聞こえてきていて、一緒に練習をしていた先輩方からも「自分たちで大会作ってみたら?」と背中を押していただき、25年ほど前に大会をスタートさせました。
今では色んな方が参加してくれるようになり、レベルの高い人気大会になりましたね。
ー大会に関して参加者のみなさんからは何か意見などは出たりしましたか?
私の運営する大会は競技レベルによるクラス分けをしていなくて、参加者からは二部制を希望する声も出たのですが、大会の趣旨を【強い人に挑戦したい人が自由に集まってほしい】と掲げていたこともあり二部制にはしませんでした。
でも、その判断によって大会としての個性が出てよりレベルが上がりましたし、世代をまたいだ交流も多く生まれています。
強い選手もたくさん参加してくれるので、当初大会を始めるきっかけとなった“声”(レベルの高い人に挑戦したい!)には応えられているのかなと思っています。笑
そういえば初心者のみが参加できる大会の要項なんかも見かけたこともあるなぁ。
現在の課題について
中村さんも普通にお仕事をしながら社会人クラブ連盟の業務や個人での大会運営などをこなしているそうです。
バドミントン協会の運営に携わる方の中には、中村さんと同じように普段はお仕事をしながら協会の業務に関わっている方も少なくないようです。
今、バドミントン協会の運営にどのような課題があって、今後どのように改善していけばより良い協会運営ができるのか。
現在の状況を交えながらお話していただきました。
三つの課題
ー連盟のお仕事をされている中で「課題」として感じている部分があれば教えていただけますか?
まず一点目は「アナログ文化」が浸透してしまっていることです。紙ベースで動く仕事が多いので、業務の分散化が難しいのが現状です。
そして二点目は「業務の属人化」です。一点目の課題と被ってしまうのかもしれませんが、慣れた人が経験に基づいて運営をしていくことが多々あります。
効率よく進められるのですが、一方で、他の人に仕事内容が伝わらないというのが二点目の問題です。
最後に、これはどこの協会も同じだと思いますが「役員の高齢化」問題ですね。
ーなるほど。これらの課題を解決していくための中村さんの考えをお聞かせください。
まずは、一つ一つの仕事が可視化されて分割(分業)できることですね。
それが出来れば、『これは切り離せるぞ』というふうに業務を分割して整理する(割り振る)という次の段階にいけるんじゃないかと思います。
ー次に高齢化問題についてですが、役員の方々の年齢層はどのくらいなのでしょうか?
これはどこの協会も同じだと思いますが、多くの団体は創設メンバーがギリギリ残っている状態だと思っていて、市町村の協会を創設した世代、年齢で言うと60~70歳代が多いです。
昔は若い人も比較的みんな地元のチームに入って地域の試合に出ていることが多かったのですが、今はネットで遠方の試合を見つけてエントリーしたり、練習場所なども様々です。
活動場所が自由になってきた分、協会の中に若い人を取り込んでいくことが以前に比べ難しくなってきていると感じています。
協会のお仕事がもっとシンプルになって遣り甲斐を感じられるようになれば、若い世代の人たちも運営のお仕事に興味を持ってくれる可能性が出てくるかも?
mintonについて
個人主催の大会でmintonのWebエントリー機能を導入してくださっている中村さん。実際に使ってみた感想もお聞きしました。
使ってみて感じたこと
ーWebエントリー機能を導入してみて如何だったでしょうか。大きく変わったことなどありますか?
導入して良かったと感じる点は二つあります。
まず一つ目は安心感があることですね。大会当日、プログラムを配ったときに「名前が載って無い!」「エントリーしたはずなのに」などの問い合わせが、ごく希ですが起こることがあります。
何重にもチェックをしても、試合が始まるまでは不安で落ち着きません。笑
一番怖いのは手間ではなく、そういったミス(ヒューマンエラー)が起こること。システムで管理しているとそういったミスが起こらないので、当日の不安な気持ちもありませんでした。
申し込み者自身が自分の状況を見られるので、申し込み側がエントリーミスをしたときでもその場で確認できれば、助かります。
もう一つはmintonから出力したエントリーデータ(.csv)がエクセルで開けること。データの打ち直しも必要ないし、エクセルだと加工もしやすいので名簿作成などの作業がグッと楽になりました。
試合の要項や組み合わせ表を作るときにもやはりエクセルを利用しているので、この点に関しても非常に大きなメリットだと感じました。
エントリーまわりの業務負荷も大幅に軽減されて、当日の安心感にもつながる。とても良いサービスだと思います。
ーmintonのエントリーシステムは参加者と運営の両者が効率化できることを目指さして設計をしたので、中村さんがそのように感じてくださっているのは非常に嬉しいです。
正直なところ、導入前には不安だった点もありました。エントリーを第三者機関に任せることは、個人情報の事も絡んでくるので、参加者のみなさんに警戒されないかな?と思っていました。
もう一点は、自分がmintonのシステムでエントリー手続きをしたことが無いので、使ったことがないものを使うという怖さを感じたりもしました。
しかし、運営に関わっている若い子たちはそのハードルをあっさりクリアしてくれましね。若い世代は切り替えがスムーズです!笑
いつもなら大会の一週間前も修正の処理などがあったのですが、mintonを導入してからは時間的にも丸々一週間の余裕ができました。
これからのmintonに期待すること
ー最後にmintonに期待することをお聞かせください。
mintonのシステムが広まって公共性の高いものになると、より使いやすいものになるんじゃないかなと感じています。
「mintonを導入することでこんなことが出来ますよ」と説明して、mintonの使い方を利用者が考える、という流れになると、いい形になってくると思います。
さいごに
初めて協会(連盟)役員の方にお話を伺いましたが、想像していた以上に細かいお仕事が沢山あることを知ることができました。
自分がエントリーして参加した大会の裏側で、運営のみなさんが沢山の時間をかけて準備をしてくださって当日を迎えていたんだなーと考えると、なんだか感慨深くなります。。
今のコロナ禍の状況では練習や大会などのイベントを開催することは出来ませんが、再開出来たときにはバドミントンで繋がっている仲間や、イベントを主催してくださっている方々への感謝の気持ちをこれまでよりも強く持ち、バドミントンを楽しむことができればいいなと思います。
私たちmintonも、協会の方々やプレイヤーのみなさまのバドミントンライフに寄り添えるよう引き続き精進していきます。
中村さん、貴重なお話をありがとうございました!
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