【はねバド!】ついにバドミントンを題材にしたアニメが始まるぞー!

こんにちは。ライターのよしろー(@shuttle_circle)です。

突然ですがバドミントン界に圧倒的に不足している要素は何でしょうか?競技人口を増やすために必要なことは何?ファンを増やすために必要なことは何?

よしろー
それはシンボルとなるような「誰もが知ってるマンガ」の存在だ!

…と、個人的には思っています(←10年前からずっと言ってる)。

そんな中、バドミントン界 期待の星が「はねバド!」というマンガです。実は今年のバドマガ4月号にも取り上げられていたんですが、ご存知でしたか?

さらにヨネックス、ミズノ、ゴーセン、薫風が、アニメ「はねバド!」のコラボパートナーとして参入するなど、バドミントン業界全体的に温度が上がってきている感があります。

よしろー
このエントリーでは…
バドミントン歴13年で、アニメファンでもある筆者が、マンガ「はねバド!」のアニメ化について語ります。

バドミントンのマンガといえば…?

マンガ・アニメと侮ることなかれ。たとえばNHKでぼくらはマンガで強くなったという番組を見ていると、マンガ・アニメがスポーツ界に一定の影響を与えたことは疑いようがありません。

そして多くのメジャースポーツにおいて、それを題材にした「誰もが知ってる」レベルのマンガがあるわけですよ!

バドラーA
野球のマンガといえば?
よしろー
巨人の星、ダイヤのA、メジャー、タッチ、おお振り
バドラーA
テニスのマンガといえば?
よしろー
テニスの王子様、ベイビーステップ
バドラーA
バスケットボールのマンガといえば?
よしろー
スラムダンク、黒子のバスケ、あひるの空
バドラーA
バドミントンのマンガといえば?
よしろー

※その他、卓球ならピンポン、バレーボールならハイキュー、サッカーならキャプテン翼やジャイアントキリング…など

マンガはいつの時代だって多くの子供たちに夢と希望を与えてきました。 しかし、バドミントンのマンガとなると誰もが「これ!」と思い浮かべるような作品は無かったように思います(片翼シャトル、バドまぎ、やまとの羽根、スマッシュなど個人的に好きな漫画はたくさんあったけど…)。

そんななかで、ついにアニメ化にまで漕ぎつけたのが「はねバド!」です。

アニメ化されると認知度もグッと上がります。「バドミントンのマンガといえば、はねバド」となりつつある。バドミントン界にも看板となるマンガが決まりそうな予感!

「はねバド!」がついにアニメ化

ティザーPVが発表

TVアニメ「はねバド!」のPVがすでに発表されています。全バドミントン関係者は、とりあえずこいつを見てくれ!!

音、すごくね!?

↑自分の第1印象はこれでした。

  • カットを打つ音
  • スマッシュを打つ音
  • ロブを打つ音
  • クリアーを打つ音
  • スマッシュレシーブを打つ音

全て違います。それにシューズの音もよく聞くとちゃんとプレーに合わせて録り分けてある。スピーカーじゃなくて、一度イヤホンとかで聞いてほしい。

何を隠そう、自分はアニメファンです(関連の仕事もちょっと請け負ってたりする)。アニメの制作工程なんかもある程度知ってるんだけど、1つずつシーンに合わせた音を録るというのは本当に手間がかかるんですよ!!

よしろー
わざわざ映像に合うように全部音を録り分けたのか…と思うと感嘆の念をおさえられません!!!

競技の描写に対する拘りもすごく感じられました。シャトルもちゃんとYONEXロゴが入っています。

はねバド アニメ

画像出典:はねバド!ティザーPV

そして、おそらくアニメの出来の半分ぐらいを占めるのが「バドミントンのラリー場面の描写」でしょう。ここがキチンとできているかが気になるところ。

バドミントンは細かい動きもたくさんある競技だから、アニメにするのはとっても大変だろうけど、PVを見た感じだとなかなか良さげでしたね♪

そもそも「はねバド!」って?

あらすじ

インターハイを目指す、県立北小町高校バドミントン部の軌跡を描いた、マンガ「はねバド!」が待望のアニメ化!!運動神経抜群だが、なぜかバドミントンを避ける1年生 [ 羽咲綾乃 ] 。日本一を目指し日夜練習に明け暮れる3年生の [ 荒垣なぎさ ] 。部を支える仲間やコーチ、そして個性溢れるライバルたち。超高速で舞うシャトル羽根に想いを乗せて、青春バドミントンストーリー開幕!!

引用元:はねバド!|アフタヌーン公式サイト

『はねバド!』の原作者は濱田浩輔さん。 数年ぐらい前までは週刊少年ジャンプで連載を持っていました(代表作:『パジャマな彼女』など)。現在『はねバド!』は講談社「good!アフタヌーン」にて連載中。

主人公の羽咲綾乃は、全国トップクラスである競技者を母に持つ高校1年生で、幼少期にバドミントンの手ほどきを受けるも、ある理由からバドミントンを離れることになってしまいました。

そんな彼女が、あることをきっかけに再びバドミントンに向かい合い、荒垣なぎさをはじめとする仲間とともにインターハイで戦う決意をするのであった!!!

…という感じのエピソードになっています。

感想(ネタバレなし)

原作コミックスは第1-12巻まで発売中。

特に、物語の中で重要なコニーとの出会いがある第2巻や、その後ようやくちゃんと「北小町高校バドミントン部」として動き始める第3巻ぐらいまではとりあえず読んでみてほしい。

4巻ぐらいからはインターハイ予選が始まり、大激戦が繰り広げられます。ぶっちゃけかなりアツいです。

第1巻では可愛い絵柄で、まったりほのぼのマンガだったけれど…

途中から路線変更(?)して、ガチの競技モードにかわりますw

このマンガ、ちゃんとバドミントンしてるんですよね。

読んでいて「おお…」と思ったのが国際大会などの詳細な説明。しっかり取材してるなあ…と唸っていました。

画像出典:濱田浩輔『はねバド!』第1巻、68頁、講談社、2013年。

  • 団体戦ではS1にエースをもってくる
  • 右手と左手の両方を使う
  • プレー中に声出して指示する監督

…など、バドミントンプレーヤーからすると、ところどころ「ん?」って思うこともあったりするけれど、そこはまあ大した問題じゃないってことでw

アニメやマンガに大事なのはリアリティの追求だけじゃなくて、作品としておもしろいかどうかだからね。

アニメを楽しむポイント
絵画がすべて写実主義的ではないように、アニメもまたリアリティをとことんまで突き詰める必要はない。大事なのは作品として成立しているかどうかです。 おもしろかったらなんでもええねん!

アニメ情報

スタッフ・キャスト

監督:江崎慎平
シリーズ構成:岸本卓
キャラクターデザイン:木村智
音響監督:若林和弘
音楽:加藤達也
アニメーション制作:ライデンフィルム
羽咲綾乃役:大和田仁美
荒垣なぎさ役:島袋美由利

引用元:TVアニメ『はねバド!』公式サイト

監督は「宇宙兄弟」の助監督を、シリーズ構成は「ハイキュー!」のシリーズ構成を、キャラクターデザインは「ラブライブ!」の作画監督を、音響監督は「もののけ姫」を、音楽は「Free」や「ラブライブ!サンシャイン!!」を、アニメーション制作は「アルスラーン戦記」を、それぞれ過去に手がけており、スタッフだけを見てもなかなか豪華です。

ちゃんと手間とお金をかけてアニメつくってくれそうだなって期待できる。

昨今のアニメ事情
低予算でアニメを量産…というスタイルで作られているアニメも少なくありません。そんななかで、これだけスタッフにお金かけてるのは良作になる予感。

…ですが、それ以上に期待できるのがスタッフの人の作品愛です!!

監督のコメント

あなたは高校生の頃、どんな毎日を過ごしていましたか?

原作の「はねバド!」を読んだとき、私はサッカーに明け暮れていた自身の高校時代を思い出さずにはいられませんでした。この作品には、青春時代を生きる若者にとっての普遍的な感情や想いが込められています。

アニメーションでバドミントンを表現する、その大変さとやりがいの両方を味わいつつ、今は、キャラクターたちの葛藤や焦燥や喜びの美しさを皆さんにお届けできるように、頼もしい仲間たちと一歩ずつ前に進んでいます。

引用元:TVアニメ『はねバド!』公式サイト

もう惚れまくってるやん…。作品に対するあまりの情熱に原作者が心を打たれたと表現しているレベル。監督が原作に惚れてるアニメはだいたい良いアニメになるの法則。だからアニメ「はねバド!」もきっとおもしろくなるでしょう♪

原作者のコメント

まず連載を支えて下さった読者の皆様に感謝します。アニメのお話を頂いた時はとにかく驚きました。話が進むにつれ監督、プロデューサーの作品に対する情熱を伺い、原作者として心打たれ、全てお任せする事に決めました。

制作スタッフの熱意がこもった、素晴らしい作品になることを期待しています。個人的にはアニメならではの、実際に動く試合描写を楽しみにしています。より多くの方々が映像作品としての「はねバド!」を楽しんで頂けたら幸いです。

引用元:TVアニメ『はねバド!』公式サイト

この原作者の濱田さん、(確かコミックスのなかで)バドミントンを「観るスポーツ」として盛り上げたいとコメントしていました。

まさしくいま、バドミントン界に必要な視点だと思いませんか?

放送時間と話数

10年ぐらい前までは、朝や夕方にもたくさんアニメをやっていたけれど、近年だとアニメの放送があるのはもっぱら深夜枠です。

まだ放送時間帯は発表はされていないけれど、おそらく深夜放送になるんでしょう。「はねバド!」は2018年の夏クール(7-9月)のアニメであることが原作者から発表されています。

そしてアニメというのは4半期(1クール)に1度番組が入れ替わるので、概ね12-13話で完結するようになっています。

そうなるとコミックス全巻をアニメにすることはできなさそうなので、話が完結していないのにアニメ放送が終わっちゃった!ということにもなりかねないのが気になるところ(深夜アニメあるある)。

もし運良く2クールやってくれれば全24-26話ぐらいになるけれど、可能性はあんまり高くなさそうです。

※↑は個人的な予想でしかありませんが、アニメの制作費ってめっちゃ高いんですよね。よっぽどヒットが見込まれる作品でないと2クールで制作…とはなりません。

というわけで基本的には1クール(12-13話程度)アニメになると考えられます。

期待しかない!

バドミントンが登場するアニメと言えば「TARI TARI」があるけれど、あのアニメのメインは合唱でした(ただ、このアニメも良作なのでぜひ見てほしい)。

ついにバドミントンを主題にしたマンガがTVアニメになる!そのワクワク感、高揚感があります。

自分は「はねバド!」原作コミックスの第1巻が発売される頃に、高校の友だちにこの作品の存在を教えてもらって、そこから全巻読み進めています。すごくおもしろいですよ!

というわけで、このアニメ個人的には期待しています♪

バドミントン業界各社も参入!?

先述の通り、バドマガにも掲載され、主要メーカーが「パートナー」として協賛しているこの「はねバド!」というアニメ。

キャストさんによる特別番組もはじまっていて、「実際にラケットを選んでみよう!」という企画なんかもありました。

ちなみに選んだラケットは…

  • 羽咲綾野役(大和田仁美さん):ALTIUS COMP-S(ミズノ)
  • 新垣なぎさ役(島袋美由利さん):VOLTRIC FB(ヨネックス)

でした。役柄にマッチしてていいかもw

少し前に『昭和元禄落語心中』というアニメが放送されたとき、落語界ではプチブームが到来したそうで、寄席に若者が急に増えた…みたいな話がありました(余談:バドミントン関係ないですがこのアニメもおもしろいです)。

視聴者
「昭和元禄落語心中」おもしろかったし、寄席にいってみようかなー

ということでしょう。

視聴者
「はねバド!」おもしろかったし、バドミントン見にいってみようかなー
視聴者
「はねバド!」おもしろかったし、バドミントンやってみようかなー

なんて思ってくれる人が少しでも出てきてくれれば嬉しい。

業界全体で盛り上げたいっすね!!

参考リンク

ちなみに『はねバド!』の中で個人的に好きなのはフレ女(あのユニフォームがいい)、キャラでいえば志波姫唯華さんです(スピンオフのノベルも買いましたがこちらもよかった)。

↑この人、このユニです。

それでは今回はこれにて〜。


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