バドミントンのジュニアナショナル、選考基準やメンバー等を調べてみた【2018年版】

バドミントン ジュニアナショナル

こんにちは。ライターのよしろーです。

バドミントンにはジュニアのナショナルチーム(日本代表)があるって知ってましたか?バドミントンにも、サッカーで言う「ユース」世代の代表チームがあるんですよ!

このエントリーでは、バドミントンのジュニアナショナルについて、選考会、選考基準、メンバーなど調査した結果をまとめています。

よしろー
自分が指導にいってるチームからもジュニアナショナルの選考会に参加した子がいるので、当事者から聞いた内容も交えつつお伝えしますね。

ジュニアナショナル(日本代表)について

そもそもバドミントンの日本代表チームというのは、高橋礼華選手や松友美佐紀選手のようなA代表だけではなく、若手中心のB代表や、ジュニア・ユースの年代にも日本代表があります。

たとえば桃田賢斗選手奥原希望選手などは世界ジュニアで優勝を果たしています(当時、J-Sportsでその決勝戦を見ていました)が、彼らは当時からジュニアナショナルの選手として世界で戦っており、「JAPAN」を背負って戦うれっきとした日本代表選手なのです。

構成

ジュニア日本代表選手は、将来、日本代表選手として、オリンピックをはじめとする、国際大会で活躍できる選手を発掘・育成するため、U19、U16、U13それぞれ下記内容の選考基準で選考し編成する。

引用元:ジュニア強化理念|公益財団法人 日本バドミントン協会

代表選考基準の冒頭文を見ると「国際大会で活躍する選手を発掘し、日本国内で一貫した育成をするためにジュニアのナショナルチームが作られている」という風に読み取れます。

各選手所属のチームでの練習もするけれど、ジュニアナショナルとして集まって強化練習をすることもあるということですね。

画像出典:屋内トレーニングセンター バドミントン|JOC

体格差があるため高校生以下を一括でチームにするのではなくて、それぞれのカテゴリーに合わせてU19、U16、U13の3つに振り分けられている。まとめると以下のような構造になっています。

  • ナショナルA代表
  • ナショナルB代表
  • ジュニアナショナル U-19
  • ジュニアナショナル U-16
  • ジュニアナショナル U-13

選ばれたらどうなるの?

ジュニアナショナルに選ばれると、端的に日本代表としてジュニアカテゴリーの大会に参加することになる。アジアユース、世界ジュニアといった国際大会にエントリーされる(当然だけどパスポート取得の必要もあり)。

そして国際大会で日本代表として戦うために強化合宿などを行う。U-13の場合は5月、6月、7月、12月の4回。それぞれ数日-1週間ほどの合宿となるようです。

このときは所属チームを離れることになる(親も指導者も、ナショナルチームに「預ける」形になる)ので、その過程で自然と選手たちは “一人立ち” していくのかもしれません。

よしろー
地方からだと、飛行機とか新幹線とかに乗って東京に行ったりするわけでしょ…。そりゃ大変だわ。

メンバーの入れ替わりもある

一度ジュニアナショナルに入ったからといって安心なんてできません。たとえばU-13のみに注目しても、毎年数名は入れ替わりが発生しています。

また、U-13のときにナショナル入りできなかった選手でも、そこから力を付けてU-16で代表に選ばれることだってあります。そこからさらにナショナルB代表、ナショナルA代表に選ばれるのは全体のほんの数%程度。

狭き門だからこそ、一度選ばれたからと言って慢心しては絶対にいけないし、そこはむしろある意味でスタート地点と捉えるべきでしょう。

ジュニアナショナル選考基準

というわけで、ここからはジュニアナショナルの選考基準と選考会について書いていきますが、詳細の基準について全部書くと長くなりすぎてしまうので端折りますw

基本的には、日本バドミントン協会のジュニア日本代表選考基準のページに依拠して書いているので、詳しいことはそのページに飛べばわかるよ!

ここでは概要だけ掴んでもらえればと思っています。

選考会について

選考会に参加した選手の話によると、選考会では指定された組み合わせの対戦を行い、最後に体力テスト(握力テストや短距離走のような、学校の体育で毎年やるレベルのもの)をやって終わりらしいです。

ちなみに選考会ではコーチからのアドバイスなどは一切ないとのこと。恐らく、コートに入る前のウォーミングアップなどの管理も自分でやって、試合中も自分で考えてプレーしなさいということなのでしょう。

親にベッタリ、指導者にベッタリの選手だと恐らくこういうときキツいでしょうね。

よしろー
10歳ちょっとの子供たちにとって、保護者や指導者の存在ってすごく大きいと思うので、そこから離されるというのはなかなかの試練です。

選考基準は以下の4つ。これらを踏まえて総合的に判断されます。定員は男女各20名程度。

  1. 競技成績
  2. 選考会でのゲーム成績
  3. 身体能力測定結果
  4. コーチ評価

そもそも選考会に呼ばれるためには、以下のどれかに当てはまっている必要があります。

  • ある程度の競技成績を残す
  • 強化部などの推薦をうける
  • 前年度にジュニアナショナルに選ばれている

なお、同世代の中で全国優勝などトップの競技実績を持っている人は選考会が免除されることもあり(※U-19とU-16のみ)。

選考基準を読むとわかること

  1. 競技成績にかかわらず「強化部推薦選手」という枠がある
  2. ジュニアナショナルメンバーに入っている限り、競技成績が芳しくなくても選考会には呼ばれ続ける
  3. 選考会に呼ばれても落選する可能性がある
  4. 特にU-16まではシングルスの成績が重視されている

「強化部推薦選手」というのは恣意的に適用される可能性がある反面、トーナメントで結果のでなかった人、ドローの山が明らかに不運であり実力不相応だった人などの救済に使われるだろうから、必要なのだろうと思います。

また、地味に重要なのが2.で、ジュニアナショナルのメンバーに入れば来年も確実に選考会には呼ばれる…というのは注目ポイント。

後発のプレーヤーはその意味でちょっと大変かもしれない(ジュニアナショナルメンバー入りしていない人は、ジュニアナショナルのメンバーを倒して、全国大会で成績を残さなければ選考会にすら呼ばれないため)。

MEMO
U-13では見向きもされなかった人がU-16では主力筆頭候補に躍り出ることも実際にあるので、伸びるタイミングは人それぞれということを理解し、長期的な視点で指導されることをお勧めします。大事なのは、各カテゴリーのときにやるべきことができているかどうかです。

味の素ナショナルトレーニングセンターが使える

ジュニアナショナルのメンバーになると「JAPAN」を背負って戦うことになるわけだけど、その合宿などでよく使われるのが「味の素ナショナルトレーニングセンター」です。

バドミントンに限らずいくつかの競技においては、ナショナルトレセンが整備されたおかげで、トップカテゴリーのレベルが上がったと言っても言い過ぎではないでしょう。

味の素トレセンは、競技別の専用練習場である「屋内トレーニングセンター」、「陸上トレーニング場」、「屋内テニスコート」及び宿泊施設の「アスリート・ヴィレッジ」から構成され、競技者が同一拠点において集中的・継続的に強化活動を行うことが可能になりました。また、ジュニア競技者の育成等、長期的な強化事業への活用も期待されます。

引用元:味の素トレセンについて|味の素ナショナルトレーニングセンター

調べてみると、体操、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、バドミントン、卓球、柔道、レスリング、ボクシング、ウエイトリフティング…といった競技の専用練習場が用意されている。そしてここに集まるのはそれぞれの競技のトップ選手ばかり!

ここがすごい!
他の競技のトップ選手との交流があること! 普通に食堂で食事していたら隣に他の競技のトップ選手がいる…みたいなことが普通にあるような環境です。とても刺激的ですね!

そしてバドミントンだけに絞っても、バドミントン専用体育館(コートマットが10面分)というのはとんでもなくいい環境です。

天井のハイビジョンカメラ等と、併設のテクニカルルーム内の機器を用い、映像分析を行うことができます。

引用元:バドミントン|味の素ナショナルトレーニングセンター

よしろー
こ、これは完全に『ベイビーステップ』の世界だ!!うらやましい!!!

あとナショナルトレーニングセンターの年間利用計画(※PDFファイル)を見ると、バドミントン専用競技場もかなり予定が埋まっていることがわかります。

関東ジュニアアスリートアカデミーとか、ずっとNTC使って練習してんのうらやましさしかない…(大阪勢並の感想)

そしてアスリートのために栄養のバランスなどを考えた食事のアドバイスもあるらしい。味の素の全面バックアップのおかげですね。

JAPANを背負って

ここまでご紹介したように、バドミントンのジュニアナショナルは3つのカテゴリに分かれていて、その拠点として味の素ナショナルトレーニングセンターを利用することができるという素晴らしい環境が用意されています。

もしジュニアナショナルのメンバー入りを果たすことができれば、一緒に練習するメンバーも当然同年代のトップ選手ばかりですので、最高の環境で、刺激的な日々を過ごすことになるのでしょうね。

それでは今回はこれにて。


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